エリザヴェータ・タクタミシェワ*2さんが凄い

 世界に目を向けているフィギュア通の人には「今更〜?w」と言われてしまいそうなのですが、ロシアの若干13歳の子が凄いのです。あのプルシェンコを育てたミーシンコーチの秘蔵っ子らしいです。


 この年齢はまだ身体が軽くてジャンプが有利という事情はあるにせよ、現時点でシニア女子でも(3A無しで)ほぼ理論値クラスのジャンプ構成を入れています。(3Lz+3T、3Lz、3F、2A+3T+2Lo、3Lo、3S、2A+2A+SEQ : これは3Loが入っている分、キム・ヨナをも超越する基礎点構成)
 更には、それぞれが複雑なステップからの3Lz+3Tだったり、スリーターンの連続から即座に踏み切る3Fだったり、ビールマン姿勢からターンを挟んで3Sだったり、2Aシークエンスの2つ目をタノ(片手上げ)で跳んでいたりと、それぞれのジャンプの工夫も超高難度。女子選手にしては珍しく、Lz/Fの跳び分けも出来ています。
 スピンは、ドーナツ中のチェンジエッジから片手ビールマン。スパイラルはシャーロット姿勢を取り入れていたりと目を疑うような演技構成。しかも、この年齢で既に振り付けや表現力にも既に風格すら感じさせるときました。
 しかも、練習では(大会でも?)すでに3Aを決めているそうです…。恐ろしいですね。思わず、この子がリア・ガーネットか!と思いました(分かる人だけ分かってくださいw)


 この年齢から先は、成長に伴って増える体重と筋力のバランスから、調子を落としてしまう選手も少なくないと聞きますが、もしこの子が順調に実力を伸ばしてきたら、4年後のソチでは17歳。一体どうなってしまうのでしょう…。いやはや、将来が楽しみでもあり怖くもあります…。


 3〜4年後に話題になったときに「私はこの時代から目をつけていたんだ」と言い張りたいと思います。:-)