腰痛対策にセミオーダーメイドのまくら作ってみた話

私は本業プログラマーをやっているためデスクワーク中心の生活で、慢性的に肩こり・腰痛に悩まされています。


症状が酷くなると鍼治療やカイロプラクティックに通院するのですが、対処療法だけでなく根本的な予防が必要だよねということで、大きな仕事が片付いたタイミングで対策をすることに。


仕事用のチェアの変更もしたのですが、それは今回は置いておいてまくらを変えた話を。




長時間の睡眠を取ったときに、朝起きて腰が痛くなることがよくあります。これは当たり前のことだと思っていたし、朝起きたときだけのことと思っていたのですが、これが日頃の腰痛へのダメージとなっているのかもと思い改めて調べてみることに。


まず分かってきたのは、柔らかすぎるベッドだと腰が沈みこんでしまい、かえって痛みが出るということ。一時期やたらと「低反発」がブームになったことがありますが、むしろ腰痛のためにはある程度の「高反発」が必要らしい。ふむふむ。


我が家で使っているベッドは「マニフレックス」のマットレスを使っているのですが、反発係数のスペックを調べたところ、むしろ十分高反発の部類らしいので問題ないだろうと。*1


とするとマットレスは大丈夫だろうということで、今回はまくらを変えてみることにしました。




「オーダーメイドのまくら」の存在は以前から知っていたのですが、2〜3万円からそれ以上の値段するので躊躇していました。


しかし、この先数十年の治療費と眠りの質に影響すると考えれば、十分費用対効果がペイする範囲だろうと。……この時点では効果出るか分からないので賭けなのですが。


今回は、(セミ)オーダーのまくら屋さんの店舗の中で、行きやすい行動範囲にあった「じぶんまくら」さんをチョイス。




首周りの計測とまくらの高さ調整をしてもらいながら店員さんに聞いたところ、頭の重さをまくらでサポートするのは体圧分散の意味からも大事とのこと。また、それは頭の下一点で支えるのではなく、首周りも含めた全体で支えるということ。


まくらの高さが大事とは聞いたことがあるが、ベッドに横になったときの首の下の空間をきちんと埋めるのが重要なのだそうです。


また、意外だったのはまくらの「両サイド側」の高さ調節。


就寝中に適切に寝返りを打たないと身体が痛くなるわけですが(低反発のマットレスは寝返りの点でもマイナス)、まくらのサイド側が低い方が寝返りが打ちやすいのでは?と思っていたのですが、それは逆で、寝返りするにはある程度高さが必要とのこと。


というのは、まくらの高さが低すぎると自分の肩が邪魔になって寝返りが打ちにくいそうです。なので、肩が邪魔にならないだけの高さが必要とのこと。ほー、それはなるほどと思いました。




オーダーメイドまくらを作ったときに言われたのが最初の1週間(だったかな?)は様子をみてくださいとのこと。


私の場合は、まくらと首周りがピッタリとフィッティングした結果、首周りの通気性が無くなって、非常に寝苦しいという感覚が最初の一週間くらいはありました。旅行でまくらが変わると寝付けないという人は結構いると思いますが、まさにそんな感じ。


ただ、1週間くらいしたら身体側が順応したのかそれも気にならなくなりました。




まくらを変えてから5ヶ月ほどが経ったのですが、*2結果としては寝すぎで腰が痛くなる症状は殆ど感じられなくなりました。腰痛も軽減されているようだし、これはいい買い物をしたのではないかな、と。


寝起きに腰に痛みを感じているという人がいましたら、ベッドの反発力の確認および、セミオーダーまくらの検討をしてみては如何でしょうか?

*1:これ以上固いモデルもあるのだけど、それはアスリートとかの筋肉質な身体の人向け

*2:今回仕事用チェアも同時に変えてしまったので、まくらだけの効果か分からないのですが