逆転裁判3開始

仕事とCDの増産が終わるまで「おあずけ」にしていた逆転裁判3に、ようやく手をつけ始めました。まだ一話を始めて間もないところですが、やはり面白いです。今日は逆転裁判シリーズの面白さの分析など。

・徹底された演出効果
 このゲーム、法廷シーンでのテンポの良い掛け合いなど、セリフ表示速度と画面演出と効果音、それぞれのタイミング、「間」というものがかなり緻密に調整されています。
 これらは少人数制作によるところが大きいのでしょう。エンディングのスタッフロールを見れば分かりますが、近年の家庭用ゲームソフトとしてはもの凄くメンバーが少ないです。少ないからこそ演出の管理に手が行き届くのですね。こうした各パート間の横のつながりは、ゲームの規模が大きくなりメンバーが増えれば増えるほど、バラバラになっていきます。本来はセンスのある人が一人で調整するのが望ましいのです。
 また、メッセージに音声がないというのも「強力な武器」です。ゲームは音声があった方が凄い、と勘違いされている節もありますが、(特にゲームにおける)音声は会話のテンポを著しく損ないます。それは「メッセージ送り」というゲーム特有のシステムのせいでもあるのですが。

……項目をもっと並べようと思っていたのですが、止まってしまいました。(^^;
他にも面白いと思う点は色々ありますが、上記が特筆すべきこのシリーズの面白さの肝だと思います。ゲームにおける掛け合いシーンのノリとテンポを追求した作品と言えるでしょう。