高速道路のETC

料金払わずETC通り抜け バー接触防止策が裏目
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040202-00000031-kyodo-soci
通り抜け車両増え元に戻す ETC料金所の開閉バー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040216-00000157-kyodo-soci

高速道路のETCがいつまで経っても普及しない原因は、車載器の価格が割高だからだと言われていますが、私はそれだけでなく、システム利用方法の認知が進んでいないのも大きい原因ではないかと考えています。
この記事を読んでいる方で、ETCを利用するまでの流れを知っている方はどのくらいいるでしょうか? 実際私は利用のプロセスを全然知りません。(当然ネットで調べれば分かるのでしょうが)
1)車載器はどこで買えて、どこで取り付けてもらえるのか?
 これは恐らくカーショップにでも行けば大丈夫だろうと予想できます。
2)料金の支払いシステムは? どこで申し込むのか?
 カードを使って払うことが出来るのは知っています。しかし、それがプリペイドカードの類なのか、クレジットカードの類なのか、あるいは新たに専用口座を開設する必要があるのか、手続きはどこで行うのか、など早速疑問だらけです。
3)無事に申し込みできたとして、ゲートは無事に開くのか? バーに衝突したりしないか? なんらかの理由で開かなかった場合はどうすればいいのか?
 エラー時にどうすればいいかを知っていないと、システムを安心して利用できません。おそらく呼び出しボタンがあるなり、料金所の係の人が来てくれるなりするのでしょう。しかしゲートが開かなくて慌てて停止したときに、後ろの車に突っ込まれたりはしないでしょうか? 実際使ってみればそうそう事故など起きないのでしょうが、どうにも不安が残ります。それは「もし不具合があった場合はどうすればいいか?」という情報が周知されていないためです。

 新しいシステムを普及させるためには、利用のプロセスを丁寧に解説し、周知させる必要があります。人間誰しも、初めて触る機械やシステムは不安を抱えながら手探りで使い方を覚えていきます。ETCの宣伝では「便利に使えるシステム」ということだけを前面に押し出して説明していますが、これは片手落ちではないでしょうか。