コミック評。

・『GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガーガール)(1〜2)
以前知人宅でアニメの1話だけみて割と印象に残っていたのですが、先日、別の友人にコミック版を借りて読破。かなり面白いです。やはり、しっかりと個性的な世界観が描けている作品は「浅くない」ですね。冷静に考えるとかなりダークな設定だと思うのですが、その冷たい世界の中で語られる暖かいエピソードがまた良いですね。

・『今日の5の2
これを買ったのは大分前ですが、私としては大ハズレ。登場人物達の言動や振る舞いが全然小学生らしくないのですよ。まるっきり高校生の振る舞いだと思います。設定だけ無理やり小学生にしてみたという印象。

・『苺ましまろ』(1〜2)
こちらは当たり。登場人物達の振る舞いが、とても「らしい」です。ストーリーの筋は無いようなもので、ひたすらまったりとした話ですが、それに浸るのがまた心地良い。
余談ですが、小学生時代の少年少女の心理を描き出すのは、大倉らいた氏が圧倒的に上手いと思います。ゲーム版は最悪だった「センチメンタルグラフィティ」ですが、小説版はかなりの名作。おすすめです。

・『ひなどりGIRL』(1)
オビの「ゆかりんオススメ」(ゆかりん田村ゆかり)の売り文句で買ってしまいましたが、どうも私の好みには合いませんでした。私は、ニブチンな主人公と、ヒステリックなヒロインが勘違い、すれ違い、誤解、嫉妬、etc... という話の流れが、あまり好きではないのです。見ていてこっちの心の方がささくれ立ってくるといいますか。
これも余談ですが、TVドラマにもそういうのが多いと思います。何故彼らは毎回毎回ヒステリックに怒鳴りあっているのでしょう……。それとも私の偏見でしょうか。(^^;

・『FATALIZER』(フェイタライザー)
すいません、表紙買いしました。(−−;
……内容は、正直に言いまして「よく分からん」です。シリアスにしたいのかギャグにしたいのかも、どっちつかずという印象。しかも絵も際立って良いのは表紙だけ。失敗。

・『これが私のご主人様』(1)
これも思いっきり表紙買いしました。こちらは割と当たり。全編通して絵も良く描けているので満足。話の展開はワンパターンな気がしますが、許容範囲。2話目でいきなり堂々とKanonネタが出てくるところには潔さを感じました。(笑)

・最後の余談
電撃コミックスはカバー外しても何も描かれていないので面白くないと思う。