サークルサイトでしか告知していなかったので、こちらにも。
12月30日金曜日(冬コミ2日目) 西く-02a「PopKorn」
です。

冬の新作ですが、今回こそ(と言い始めてから久しいのですけど……)無事に完成へと向かっています。夏のペーパーでも告知をしたのですが、新作タイトル名は『叙景的小組曲「雪と桜のシンフォニエッタ」』となります。

東方妖々夢のストーリーと情景を描き出す「全曲オーケストラ組曲風アレンジCD」という(自分としては)過去に類のないほどの挑戦作/意欲作になりました。オーケストラの編曲技術、打ち込みの技術など稚拙な部分は勿論ありますが、自分の力の限界近くまで出来たのではないかと思います。

全曲オーケストラ風ということで、シンセサウンドにもリズムセクションにも楽器の多様性にも頼ることができませんし、音楽ジャンルの違いによってアルバムにバリエーションを出すわけにもいきません。案の定、製作途中では苦労しまくりました。

出来るだけ原曲のベタコピーにならないように、元の楽曲の魅力をしっかり残すように、幻想郷の情景がイメージできるように、そして自分ならではの色彩を足しこめるように。その為に、色々な和音進行を試し、リズムを試し、メロディを変形し、曲の構成を入れ替え、と……。紅魔郷妖々夢、そして永夜抄に出会ったときの、あの衝撃的な東方への情熱が心を後押ししてくれなかったら、こんな苦難の道には挑まなかったかもしれません。

流行りのサウンドではないので、非常に好みの分かれるアレンジ作品となると思います。それでも興味を持っていただいた方は、無事発表の際には宜しければお手にとってみてくださいませ。

12月に入った頃には試聴データなどもアップしたいと思います。