第三回オータムリーフ管弦楽団演奏会を聴いてきた。

 昨年に続いて、オータムリーフ管弦楽団さんの第3回演奏会を聴いてきました。
 これだけの曲目(10曲)をこれだけの大人数(約40人?)で演奏してしまう。しかも全曲ギャルゲ曲。物凄く努力してきただろうと容易に想像が付きます。もちろん思いっきり堪能させて頂きました。


 素人耳ながら、簡単に各曲の感想を。


・Beautiful Harmony -ウインドアンサンブルのための祝典序曲-
 オープニングに相応しく輝かしいファンファーレから始まり、いかにも「祝典序曲」らしい編曲でした。最初の音が薄い部分では緊張していたように見えましたが、マーチ風になった辺りからは元気が出てきましたね。


Love Cheat!
 恒例の電波ソングシリーズらしいです。この曲になった途端、皆さんの音色が急に活き活きし始めました(笑) 変り種として鍵盤ハーモニカソロが使われていて面白かったです。


・雪のように白く
 おね好きとして密かに今回大注目だった曲。原曲の綺麗なイメージを残しながら、絶妙なアレンジがされていました。フルートの音が綺麗に響いてましたね。
あとアルトサックスのソロがカッコよかった記憶が。


・Sweet Songs Symphonia -とらいあんぐるハートメドレー-
 とらハは2を齧った程度なのですが、当時2のOPは良く聴いていましたね。(例のサビの裏声が好きw) 聴いていて凄く懐かしくなりました。


・木漏れ日
・You make my day!!
 この2曲は知らなかったのですが、昨年と比べて弦セクションの安定度が物凄く上がっていることにビックリしました(気のせいではないですよね?)。どちらの曲も管楽器メインのアレンジになっていたせいか、あまりバイオリンの音が飛んでこなかったのがやや残念。(あの人数差では仕方のないところですが)
You make〜では、司会の方のトークで会場爆笑w


鳥の詩
 今回の曲目で一番力が入っていたように思えました。やっぱりこの曲には思い入れが強い方が多いのでしょうか。凄く気持ちの篭もった演奏だったと思います。弦楽器セクションの安定度が光っていたように思えました。


・Mighty Heart
 イントロの司会さんの台詞がツボに入りましたw
 曲中の合いの手部分が、金管グリッサンドで表現されていたのですが、これがなかなか再現度高くてビビりましたw オータムリーフさんはやっぱりこういう曲だとノリが良いですね。


クラナドからの組曲
 前回のリーフ組曲のような曲調を予想をしていたのですが、ちょっと毛色が違って渚&汐シナリオ中心の(?)曲展開でした。ポップス寄りではなく、どちらかというと本格的なクラシック寄りの編曲になっていたので、好みは分かれるかも。
 出だしの「幻想世界」の曲は鳥肌モノでした。弦楽器中心に、ロングトーンを次々と重ねて「幻想世界」のあの神秘的な音響が作り上げられていく様は素晴らしかったです。「おおぉ…」と、思わず引き込まれてしまいました。
 コンサートでパッと聴くだけでは把握しきれなかったところもあるので、これは音源でじっくり聴きなおしてみたい曲です。出来れば楽章別のテーマや、原曲などがプログラムに明記されていれば、リスナーには優しかったかもしれませんね。(賛否あると思いますが)


・アンコール曲
 曲目は残念ながら分かりませんでした。2曲あるのではと勝手に予想していたのですが1曲で終わってしまい残念。手拍子とかで盛り上がりたかったところです。
 アンコール曲だけに、皆さんイキイキとして表情で明るい音で鳴らせていたように思います。コンサートにおけるアンコール曲の醍醐味は、やっぱり演奏者の皆さんの表情ですよね。


 また次回があれば絶対に聴きに行きたいコンサートですね。楽団の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。


(2007.09.25 追記)
 他所のサイトさんの感想を見ていて、「バイオリンもっと(音量を)頑張って」という意見を良く見かけたのですが、バイオリンは元々単体では管楽器より音量が出ない楽器です。この管楽器の人数に釣り合うためには、第一バイオリン×10、第二バイオリン×8、ビオラ×6、チェロ×4、コントラバス×4くらいは必要なのではないでしょうか。(多分)
 オータムリーフさんの演奏会では、第一バイオリンから順に、4、4、2、2、0だったので、これは相当少ない人数です。(アマチュアの楽団では、弦楽器人口の方が少ないので仕方ない)
 この条件でバイオリンを上手く聞かせるためには、編曲側で、弦の出番では管楽器パートの音量を抑える、あるいは弦だけを聞かせる部分をつくる、バイオリンに音の通りやすい高音域を演奏させるなどの工夫が必要になってくるので、おそらく編曲担当の方はかなり苦労されたのではないでしょうか。