コミティア83行ってきた。(一般参加)

 「コミティア83」に一般参加してきました。コミティアとは「オリジナル創作」オンリーのイベントで私は今回初参加。前々から噂には聞いていたのですが、非常に面白いイベントでした。


 オリジナル創作は、二次創作ジャンルと違って取っ掛かりが少ない分、イベント側でも工夫を凝らしているようです。
 イベントカタログ(ティアズマガジン)がその筆頭で、読者からの作品オススメ&レビューのコーナーが、かなりのページ数あります。これが新しいサークルを発掘するきっかけになっているんですね。
 また、会場内には参加サークルの見本誌を見れるエリア(M3の試聴コーナーみたいな)があり、そこで良い本を見つけたらスペースに買いに行くということもできます。(売り切れていることもありますが…)
 サークルさん側も、オリジナルという風潮からかディスプレイや本の装丁に凝っているところも多く、注目しながら回っているとかなり楽しめます。(私はそういうところに凝っているサークルさんが大好きです)


 コミティアには「イベントは同好の士の交流の場である」という理念がそこかしこに溢れていて、巨大化したコミケが忘れつつあるものを思い出させてくれるイベントだな、と感じました。
#とはいえ、別にコミケを非難するわけではないです。コミケは何でも受け入れる土壌と圧倒的なパワーが魅力的なイベントですから。言うなれば、体育祭と文化祭の違いみたいな?


 私は普段二次創作の世界に居る人間ですが、二次創作オンリーで活動している方も、たまにはオリジナル創作の空気に触れてみるのも新鮮かもしれません。
 二次創作の世界では、作品の頒布部数は「サークルの実力」よりも、「所属ジャンルの影響力」の方が強くなることもままあります(特に中小サークルの場合)。しかし、オリジナル創作の世界では頼るべきは自身の実力だけです。その点で一段階シビアな世界と言えるかもしれません。
 どうすれば人の目に止まる作品を作れるか? 表紙やタイトル名はどうするか? ディスプレイはどのようにするか? 見本と手に取ってもらったあと驚いて貰うには…、etc...
 二次創作ばかり続けていると見えなくなりがちなことが、色々と勉強できたイベントでした。特に「表紙の構成」については、色々な人と深く語ってみたいテーマですね…。(語り相手募集)


 ともあれ、なかなか楽しいイベントでした。コミティアはこれからも、ちょくちょくと足を運んでみたいですね。