フィギュア女子シングルを今から楽しむ為の、7つのポイント。


 「フィギュアスケートのルールよくわかんね」という人が、「これだけ知っていれば試合観戦を楽しめる」と思うポイントをピックアップしてみました。


●1.「ショートプログラム(SP)」と「フリースケーティング(FS)」の2日間の合計点で競います。


 他の種目のような予選→本選の仕組みではありません。合計点で勝負です。
 ショート(SP)は、2/24(水)、フリー(FS)は2/26(金)です。(※いずれも日本時間)


●2.「6.0点」満点じゃなかったっけ?


 それは過去の話で、2004年からは採点ルールが変わりました。


●3.女子シングルの優勝争いラインは約200点前後。

  • ショート : 70点
  • フリー : 130点
  • 合計 : 200点

 くらいが予想優勝ライン。ミスが多ければラインが190点くらいに下がるかもしれません。ちなみにトリノ時の荒川静香さんは191点でした。(※但し採点基準は毎年変わります)


●4.金メダル争いの有力候補は?


 過去の実績からするとこの辺りでしょうか(やや主観)。表彰台に絡んでくる可能性のある選手は、他にも沢山います。


●5.注目選手のノーミス時スコアはおそらくこのくらい。


 各選手の演技要素は大体決まっているので、オリンピックの試合だけいきなり得点の理論値が跳ね上がるということは、あまりありません。


●6.ジャンプを1ミスすると、概ね3〜6点くらいの減点と思えばよい。


 これで、大まかな点数を逆算できると思います。(その通りにならない場合もありますが)
 ショート終了時に、同じ実力の者同士が3〜4点差くらいまでならまだ分かりません。1ミスで逆転の範囲です。逆に、7〜8点差以上ついてしまうと相手のミス無しには、逆転は難しくなります。


 浅田選手のトリプルアクセルは基礎点が高いので、ミスした場合は5〜8点くらい引かれる可能性があります。


 スピンやステップの得点はちょっと複雑ですし、ミスもそこまで多くないので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。


●7.点数にこだわらないで楽しむのも、また良し。


 試合では審判による採点結果が下されますが、演技を見たままに楽しむことができるのもフィギュアスケートの魅力です。
 「振り付けの美しさ」「ジャンプの高さと幅と流れ」「美しいスピンのフォーム」「音楽との調和」「選手の笑顔」など、詳しいルールを知らなくても楽しい競技です。


 フィギュアスケートは「芸術」と「技術」の両面がある競技なので、あなたの印象と順位は違うかもしれませんが、それは仕方がありません。是非、良いと思った選手には心から拍手を送ってあげてください。


 それでは良い試合観戦を!