現場で役立つPAが基礎からわかる本(目黒真二)

 誕生日にAmazonウィッシュリストで晒しておいたら友人から頂きました。
ありがとうございます。

http://www.amazon.co.jp/dp/4903238121

 音響機材、中でもマイク、アンプ、スピーカー、ミキサーなどの機材について、ざっくりと網羅的に知識が書かれている本です。


この間お手伝いしていた4starオーケストラでは、PA回りの知識が全くなく、相談やアドバイスどころか検討の話にすら加われないという状況だったので、ちょっと知識をつけようと思って読んでみました。
何にも分かっていないと、人から指示を受けることすら困難ですからね。


 本当のPA初心者の人には、ここよりもう一段階前から説明が必要という気もしますが、楽器やDTMを経験している人ならちょうど良いレベル。

 こういう技術分野の本は、人によって言うことが違うことが多いので(特に、どれどれが定番、みたいな意見は)著者一人の意見を鵜呑みにするには危険ですが、色々知らない知識を網羅的に知ることができました。(キャノンケーブルのオスメスはどっちがINで〜、とか)

 初心者向けにしようとしているのか、ところどころ文体が強引に「〜なんだね。」「〜するよ。」となっているんだけど(しかも一部分だけ)、そういうのは要らないと思う。文体柔らかくしたからといって、内容が変わるわけでないし、まさか子供向けではあるまいし。


 例えば楽団所属の人で、ホール付きの音響さんと話をするという場合には、まずこのくらいの知識が基礎知識としてあるといいんじゃないかなという気がします。