ルセッタアミュゼ吹奏楽団の第5回定期演奏会を聴いてきた。(但しステージ袖で)

 先日開催されたルセッタアミュゼ吹奏楽団(通称るーみゅ)さんの定期演奏会を聴いて来ました。但し、今回はステージ袖から。

ルセッタアミュゼ吹奏楽団 第5回定期演奏会
日程:2012年7月7日土曜日
時間:13:30開場 14:00開演
場所:西東京市保谷こもれびホール メインホール
全席自由 無料


 るーみゅの定演は2006年の第一回定期演奏会から聴いているのですが、今回はご縁があってステージマネージャーという立場で、当日のステージ進行のお手伝いをさせて頂きました。
 なので、客観的な評価とかは出来ないんですが、総合的に演奏も演出もグッとレベルの上がった演奏会になったんじゃないかな、と感じています。


 るーみゅの特徴の一つである演奏ジャンルの多彩さ。アニメ、東方、ゲーム、吹奏楽オリジナル(但し漫画繋がり)、ボカロ、パチスロ、特撮、葉鍵、ミュージカル、etc…。何でも放り込んだ全部盛り。この節操のない(※褒め言葉)感じは他の楽団ではなかなか味わえません。

 今回は編曲のレベルも上がってきているような気がしました。『東方星蓮船』『ポケモンBW』あたりは特に素晴らしかったように思います。「吹奏楽の楽器を使って曲を演奏しました」というところで終わらず、きちんと曲の展開や抑揚とか、楽器の効果的な使い方とかが考えられて作られていたように思うのですね。
 本番は忙しくてゆっくりとは聴けなかったので、録音音源が頂けたらじっくりと聴いてみたいです。


 第二部の小芝居を挟んだ演出はるーみゅの名物となって来ていますが、お客さんの笑いもしっかり取れていたように感じました。お客さんの反応が良いことで、演者側もやりやすかっただろうと思います。
 この小芝居、本格志向の演劇とは全然違ったベクトルではあるんですが、このゆるく笑いを取りに行く感じがいいんですよね。(笑)

 確か、第3回だか第4回の演奏会までは、芝居の主役のセリフは影ナレで当てていたと思ったのですが今回ピンマイクで主役に喋らせたのは良かったと思います。
 主役の演技はとても良かったですね。セリフの間の取り方とか、ちょっとした仕草、表情とかが自然にできていて、伝わりやすい演技だったんじゃないかと。


 ステマネのお手伝いを通じて、準備や運営・リハーサルなども目にするわけですが活動を通じて伝わってくるのは、とにかくメンバー皆さんの熱量。そして目一杯に自分たちの好きな音楽を楽しんでいる姿勢。

 るーみゅの演奏会を表現するときって「文化祭」っていう喩えが一番しっくりきます。……いや、演奏会に限らず楽団そのものが、いつまでも続く「文化祭」の延長戦のような存在に思えます。


 私が関わったのは演奏会直前のホンの一時の間だけでしたが、団員の方、特に各セクションのリーダーとなった方は1年以上(かな?)の長い間、準備に奔走していたわけで本当にお疲れ様でした。もちろん、そうでない方も時間の無い中、練習を頑張ってきたのだろうと思います。

 こんな面白い演奏会に一緒に関わることが出来て、本当に楽しかったですし、充実した時間を過ごすことができました。演奏会に多少なりとも自分の能力で貢献できて嬉しかったです。

 今回は本当に貴重な経験をさせてもらいました。楽団の皆さん、当日ご一緒したスタッフの皆さん、そしてご来場くださった皆様、ありがとうございました。