肩こりと眼鏡と
今まで、家でPC仕事するときには眼鏡は必要ないやと思っていたのですが、(そこまで視力が酷いわけでもないので)どうやら作業時にも眼鏡を掛けた方がよさそうだぞ……、と考えを改めることに。
最近の肩こり治療でカイロプラクティックの先生に指摘されたのが、前傾姿勢が続いていることによる、首の後ろ側から肩にかけての筋肉の張り。
椅子に座るときに前傾姿勢になっていると、頭の重さ(※ボーリングの玉くらいあるらしい)を支えるために首の後ろ側の筋肉が張って、その結果、肩こりになるそうで。
この辺は「ストレートネック」とかのキーワードで調べると色々出てきます。
それであらためてPC作業時に意識してみたのですが、どうも、以前より視力が落ちたのか無意識の内にピントを合わせようとして、顔を前のめりにしている気がします。
プログラムのコーディングをしているときは、1画面に収まる情報量が多いほうが効率が良いため、フォントサイズは小さめに設定してあるんですよね。
裸眼でも作業は出来るくらいの視力なのですが、このギリギリ微妙にピントが合わない距離のせいで、少しだけ首が前に出てしまっているようです。
特にコーディングに集中すればするほどそうなる傾向がありそうな気が。
作業中の姿勢が悪いままの限り、慢性的な肩こりは避けられないと思うので、これからしばらくはPC作業中にも眼鏡を掛けるようにしてみます。
これで少しは肩凝りが軽減されると良いのですが。
「人狼」を遊ぶ会に行ってきた
CCMのきーまさん主催によるゲーム音楽団体界隈の皆さんによるリアル人狼会に行ってきました。(といっても8割くらいがCCMさんでしたが)
「人狼」ゲームとは?
http://nanapi.jp/37796/
村人チームと人狼チームが、それぞれお互いの素性や役職が分からない状態で、会話で相手の正体を推理し、能力を使い、ときには騙し合い、生き残りを競う頭脳ゲームです。
今まで、ネット上で行われている「人狼BBS」(http://wolfbbs.jp/)のログを読むことはあったのですが、実際にプレイに参加するのはネット/リアル問わず初めてでした。
やっぱり実際にプレイに参加してみるとログを眺めてるよりも面白いですね。ブームになったのはもう何年も前で、ずっと噂には聞いていたのですが、改めて面白さを実感。
人数や役職などバランスを変えながら7戦してきました。
1戦あたり30分強だったかな。
最初は参加者8人で
村人2、占い師1、霊媒師1、狩人1、人狼2、狂人1
という構成。
最終的には13人で、
妖狐、狼少年などの特別職も加えた複雑な構成で遊びました。
自分の戦歴を覚えている範囲で。
(夢中になっていてメモしっかりしてなかったので、事実誤認があるかも…)
・1戦目: 狂人(=狼陣営) : 負け
人狼デビュー戦が難易度の高い狂人とは…w
要領が掴めず騙りに出るタイミングを逸して狼サイド敗北。
・2戦目: 村人 : 負け
村人でホッとするw
展開はよく覚えていなかったけど負け。
・3戦目: 村人 : 負け
残り5人、狼視点で狂人が分かっている状況で、かつ狼2人が残っていたため狼陣営COでパワープレイ負け。
・4戦目: 共有者 : 勝ち
2日目に自分が共有者片CO。(場の流れでもう一人のCOは保留になったけど、両COがセオリーだったか?よく分からん)
グレーゾーン狭めて順に吊ることで村人勝利。
#あれ、もしかしたらこの辺りにもう1戦あったかも?
#夢中になっていたので正確に思い出せません…。
・5戦目: 人狼 : 負け
初人狼きたー(゚∀゚)ー!
しかし、狼側に不慣れなメンバー多く騙りに出れず、しかも初日に運悪くピンポイントで狂人噛みしてしまい(私の責任w)完封負け。
・6戦目: 妖狐 : 負け
人数も増えてきたのと慣れてきたので第三勢力の妖狐を追加。
なんでこういうややこしい職を引くのだw
途中まで上手く普通の村人を装って、GMの「決着が付きました」で「妖狐勝ち来たか!?」と思ったら最終日占われてて死亡でした…。
・7戦目: 狂信者 : 勝ち
最初に狼が誰かを知ることの出来る狂人という役職。(またややこしい職を引く…w)
初日に私(狂信者)と、真占い、狼占いの3人が同時COという熱い展開。
1、2日目に連続で狼を黒判定に成功していた真占いを疑われる方向に持っていって、吊らせることに成功。 真占いの方は本当に無念だったろうなぁ…(-_-)
最後、妖狐が残っている可能性も危惧しましたが、結果的には途中で上手く吊れていて狼陣営勝利!
最終戦が一番面白かったです。
能力者を上手く騙って皆からの信頼を集め、真の能力者を陥れて、場を掌握したときのこの達成感…。
…と書くとすごく悪い奴みたいな印象ですがw
頭の中で、「本当の占い師ならどう行動するか。どういう行動をしたら矛盾が出るか」を考えつつ、「どこに嘘を混ぜれば狼陣営に有利な展開になるか」を同時に考えて、しかもそんな素振りを見せずに行動と発言をしていかないといけないので、オーバーヒートしそうでした。
いやー、しかし脳みそフル回転しますね。このゲームは。
今回、墓下に行った人(ゲーム中早々に死亡した人)は初代DSのピクトチャットで会話をしていたのですが、そういえば、私は一度も墓下に行かず、全ゲーム最後まで場に残っていました。
墓下からヤキモキしながら観戦するのも凄く楽しいはずなので、今度はその体験もしてみたいです。
ネット上の文字ベースの人狼だと、どちらかというと戦術や論理などが中心になると思うのですが、会話時間も限られて(今回は5分設定)かつ全ての情報が覚えきれないリアルの人狼では、直感や場の流れ、度胸や演技力などが重要で、顔を合わせながら皆でワイワイやるのはホント楽しかったですね。
最初から最後までGMを努めてくださった苔さん、ありがとうございました。
そして、今回一緒に遊んで下さった方々ありがとうございました!
また再戦したいですね。
26(土)はGAMEバンドさんの演奏会。
今週末はGAMEバンドさんの演奏会があるので私もファンとして宣伝をば。
1/26(土)の16時から、埼玉県は越谷にて。
↓こんな劇d…、いや吹奏楽団さんです。
http://www.gameband.net/blog/?p=221
知人が沢山出演するので、私も観に行きますが、
ゲーム音楽に興味のある人は、是非聴きに行ってみるといいと思いますよ。
とにかく、爆笑間違いなしなので。ゲーム好きな方にはオススメです。
今回はゲーム音楽を歌う合唱団のコール・クリスタル・マナさんも賛助出演とのことで
吹奏楽+コーラスという演奏形態も楽しみです。
Game Addict's Music Ensemble 4th Concert
〜世界を救うのはもうやめた〜
2013年1月26日(土)
越谷サンシティホール(アクセス) 大ホール 入場無料
開場 16:00 開演 16:30
演奏予定ゲームタイトル
・LIVE A LIVE
・アクトレイザー
・英雄伝説VI 空の軌跡
・スーパー桃太郎電鉄DX
・ファイアーエムブレム
・ICO
ほか
賛助出演:Chor Crystal Mana
※プログラムは予期なく変更する場合がございます
Wi-Fi対応の体重計「Withings Body Scale」を買った。
年始に帰省していたのですが、実家にはWiiFitが置いてあるんですよ。
「よし、軽く運動でもするか」と始めて見たところ「446日ぶりデスね」との表示。ああ、一昨年に買ったときに遊んだんだった…。
そして、目に入る驚愕の数字。
「前回との差 +4.9kg」 ??(゚Д゚ )
(゚Д゚)
コレはマズイ…。1年3ヶ月で5kg増ですよ…。
いや、この間久々にスーツ着たらかなりパツパツになっていて、やばいなーとは思っていたのですよ…。日常の運動量が減ったのが大きいですかね…。
そこで!
新年最初の目標として、まず「3ヶ月間で2kg痩せる」という目標を立てることにしました。
まず、「計測できないことは改善できない」というのがプログラマとしての私の自論の一つ。
そもそも、家には体重計が無かったので購入することにしました。
ただし、不精な私のことですから、記録をサボることは目に見えています。
そこで、最近のハイテク機器を試してみることに。
「Withings Body Scale」
これは、Wi-Fiを使って、乗るだけで自動でサーバ上に記録を転送してくれるスグレモノの体重計なのです!(おおお!)
最初の設定がPCに不慣れな人には少々手間ですが、
・Webサイトに飛んでソフトをインストール。
・本体に電池入れて、USBケーブルでPCと接続。
・Wi-Fiのパスワード入力。
・本体裏のスイッチで認証。
・Webサイトでアカウント作成。
と大体こんな感じです。
あとは、乗って降りるだけ。
体重と体脂肪率を自動的にサーバに送信してくれて、PCやスマホから経過のグラフが見れます。
これで、少なくとも「記録するのが面倒」という部分での挫折は無くなります。
今、2013/1/4時点での体重が64.8kgなので、3/31の時点で、62.8kgになっていることが目標ですね。
Googleカレンダーにもその予定を入れたので、そのときにまた報告したいと思います。
皆さんは、何か新年の目標を設定しましたか?
設定したという方はお互いに頑張りましょう!!
石巻を訪れて。
1ヶ月遅れの日記になってしまいました。
年内のうちに書いておきたかったので、年の瀬ですが。
2012年11月に、フィギュアスケートの大会を観に仙台まで行ってきたのですが、そのついでに旅行3日目には、石巻市の田代島(猫島)を観光してきました。
今回もちょっとシリアスな話になります。
震災から1年半以上が経過して、現地はどうなっているのだろう。
そういう不安を持ちながらの旅でした。
先日の日記でも触れましたが、宮城県の海沿いを走るJR仙石線はまだ復旧していません。運休区間に代行バスが出ているとのことで、少しでも実態を見るために移動はバスを選択しました。
石巻まで距離があるのと、フェリーの時間の制限があるので朝の6時頃には仙台を出立。
代行バスの乗り換え駅である松島海岸辺りは、被害があったかどうかは今となっては分からなかったのですが、そこからのバス移動中には、かなり悲惨な状況が残されていました。1年半以上の期間が経っているのにも関わらず…、です。
ところどころに見える傾いた電柱、ひしゃげたガードレール。川沿いの土手にある根っこから倒れた倒木。
中でも一番心に堪えたのが、1階の窓が抜けたまま放置された民家でした。
その辺りは被害が大きかった地域なのでしょう。1階部分の窓やドアがすべて抜けてガランドウになったまま放置された家。窓という窓がすべてベニヤ板で塞がれたまま放置されている家。
そんな中、リフォームなのか新築なのか、建設工事中らしい家もちらほらあったりはしましたが。
石巻の港周辺にも壊れたままの家などもありましたし、田代島(猫島)に渡った後も、津波の傷痕がいくつもありました。やっぱり実際に目にすると結構ショックでしたね。
2011年3月、ニュース画面の向こうの出来事には勿論心は痛みはしましたが、やっぱりどこかフィクションのような気持ちが拭えないままいたのも事実です。実際、関東に居れば、一年も経つ頃には平穏な生活が戻っていて、ニュースでも現地がどうなっているかなどは報じられなくなっていましたし。
でも、現地の人達は今でもそういう環境で生活をしているのだな、と…。
きちんとそういう現状を見ることができたというだけでも、旅行して良かったかもしれません。
とはいいつつ、旅行自体はしっかり楽しみましたよ。田代島の猫達は本当に可愛かったですし、小さな島ですがのんびりしていてまるでゲームの舞台みたいでしたし、お土産も普段よりもいっぱい買い込んでみたり、仙台と石巻で美味しいご飯を色々と食べて来たりしました。
つい先日また大きな地震があってやっぱり安心は出来ないと思いましたし、それに関東もいつまで他人事で居られるか分かりません。多分、私が生きている限り、一度は大災害に遭遇するか、そうでなくともずっと心配しながら生きていくかのどちらかなのでしょう。
それを心配し過ぎて気に病む必要はないにしても、平穏な日常を過ごせることに感謝しながらも、心の隅には危機感を持っておかないといけないのかもしれません。
そういえば避難用バッグに用意していた水も賞味期限過ぎていた気がするので、改めて避難用品も見なおさないと。何かあったときに自分の身は守れるようにしておきたいですね。
仙台と田代島に行ってきます。
今週末にフィギュアスケートのNHK杯という大会がありまして今年は仙台で開催なのです。無事にチケットも取れたので観戦してきます。
日本選手は、男子は高橋大輔に羽生結弦君。女子は真央ちゃんに鈴木明子さん(私が一番好きなスケーター)が出場ということで、超豪華メンバーです。血がたぎるね!
#昨年クロノ・トリガーの曲で演技をした、カナダのケヴィン・レイノルズ君も出場するしね!
さてさて、ここから急に話が固くなりますよ。
今回はフィギュアスケート観戦に加えて、もう一つ旅の目的があります。
宮城県石巻市の離島、「田代島」を観光してこようと思っているんです。
この島は通称「猫島」としても有名で、島の人口より猫の方が多い島。猫好きにとっては楽園のような島なんです。
観光と牡蠣の養殖で生計を立てている島なのですが、この島も昨年の震災で大きな被害を受けてしまったんですね。牡蠣棚はすべて流されて港も大きな被害を受けてしまったそうで。
そのとき島の有志の方々の手によって、島を復興するため「田代島にゃんこ・ザ・プロジェクト」という復興基金のプロジェクトが立ちあげられたそうです。
http://www.nyanpro.com/about/entry6.html
昨年の震災後、私も何か寄付をしたいと思っていたときに、このプロジェクトのことをニュースで知りました。そのとき、このプロジェクトは他の寄付活動とは違うように私の目に映ったんです。
それは、目標と使途が明確で、島が経済的に再び自立できるように寄付金が使われるということが最初からハッキリと表明されていたことでした。
基金は、かき養殖を再開するのに必要なかき棚や港の施設の整備、観光施設整備、猫の餌や世話などに使う。
1口=1万円の基金に応募してくれた支援者には、4〜5年先になるかもしれないが将来かき養殖が復活したときに、お礼としてかきの剥き身を1kg送付する。という内容でした。
避難生活を一時的に手当てする寄付金ももちろん大切ですが、基金によって生活を取り戻した上で、生活を取り戻した証となる商売の成果物をお礼として送ってくれるというのはとても前向きで良いなと感じて、私もすぐに一口参加しました。
そして今、震災から1年以上が過ぎ、島は一歩づつ復興を進めているようです。ブログにも猫達の愛らしい姿と共に、復興の様子が書かれています。
http://blog.livedoor.jp/nyanpro/
そんな中、いつの間にか「いつかこの島に自分の足で訪れてみたい」という気持ちが強くなってきていたんです。
そこで仙台までフィギュアスケートを観に行くならこの機会に…と思い、ちょっと強行軍ですが1日掛けて訪れてきたいと思います。
震災から1年と8ヶ月。実は、東北の復興の状態がどうなっているのか、私はあまり知りませんでした。
もしお暇な方は、ここでGoogleの路線検索で宮城県の「松島海岸駅」から「石巻駅」まで検索してみてください。
検索結果は出ましたでしょうか?
最初、私は路線を間違えたか検索を失敗したのかと思っていました。
なぜか内陸を遠回りをするルートしか検索結果に出てこないからです。
そこでようやく、沿岸を走っていた仙石線はまだ復興していないんだ、という事実を思い知らされるわけです。
震災関連の話題がメディアにも取り上げられなくなった今、被災地の方々がどういう思いでどういう生活をしているのか、私にはよくわかりません。
普段関東圏に住む私がたった1日の旅程で石巻市と田代島を見て帰ってきても、そんなものは単なる物見遊山かもしれません。1日で何かが分かるのか、それとも何も分からないのか。
でも、私がほんの少しだけ応援しようと思った田代島が、今どうなっているのか。自分の目でみて、そして島の猫達と触れ合ってこようと思います。
と、しんみりした感じになってしまいましたね。
そういう気持ちを心の内に持ちつつも、結局は普通に観光を楽しんで、美味しい物を沢山食べてくることこそが、ささやかな貢献になるんじゃないかと思っています。
よし、沢山美味しいもの食べてお土産も買ってくるぞー。
という長文日記でした。
ジャズ×ゲーム音楽「Colors of Scenery JAZZ ORCHESTRA」
先日行われた2083webの3周年記念ライブ、「2083WEB 3rdAnniversaryLive“Thanks!”」聴いてきました。
(http://www.2083.jp/3rdanniversary/live/)
世界樹4の『SQ4 F.O.E band』バンドに、坂本英城さん率いる『TEKARU』、出演した3バンドとも最高に良くて、どれか一つのバンドだけでもお釣りが来るんじゃないのという濃厚なライブでした。
で、他のバンドも凄く良かったのですが、そこの感想は他サイトに譲るとしまして、ここではもう一つのバンドにスポットを当てて。今日のライブでデビューした『Colors of Scenery JAZZ ORCHESTRA』、ゲーム音楽の演奏界隈において革命的だと感じました。
ジャズという音楽ジャンルはこれだけ世の中に普及していて、珍しいものではありません。
ゲーム音楽の演奏会も、今や珍しいものではなくなりましたね。毎月どこかで演奏会が開催されています。
だというのに、「ジャズ×ゲーム音楽」という組み合わせは今までに無かった。
ありそうだけどありませんでした。(私が知らないだけでしたら申し訳ない)
この「CoS」は純粋な(?)ジャズというよりはもうちょっとポップなテイストの編成で、A.Sax、T.Sax、Tp.、Tbのホーン・セクションに、ドラム、ベース、キーボード。そしてちょっと異色な楽器としてクラリネットとファゴットが加わっています。*1
そして女性1,男性2のボーカリストを加えて、歌モノもいけるバンドとなっています。
今まで、ジャズとゲーム音楽の組み合わせがこの界隈になかなか現れなかった理由として、おそらく「敷居が高い」ということが上げられるでしょう。ここで言う「敷居」というのはリスナーにとっての、ではありません。
一つは奏者。
既存の吹奏楽バンドでジャズをやろうと思っても、なかなかジャズのノリというのは出せるものではありません。ポップスやクラシックの曲に比べて、リズムのキメが非常にシビアなため、この鋭いサウンドは生半可な力量のメンバーではサマにならなかったりします。
そのため、卓越したソロの能力を持ったプレーヤーを集める必要があります。
そして編曲。
ジャズのスタンダード・ナンバーを演るならともかく、ゲーム音楽のジャズ譜面というのは世の中に殆ど存在していません。(ジャズに限らず殆ど存在していませんが…)
そして、ジャズのアレンジが出来て譜面が書ける人材というのも、なかなかいないのではないでしょうか。その点「CoS」ではマツさんの編曲スキルとセンスが素晴らしい。
プレーヤーと編曲の才能が集結し、上記の2点を乗り越えることで、初めてこのスタイルのバンドが生まれ得たのではないかな、と。これはゲーム音楽の演奏文化が人口と内容の両面で成熟したからとも言えるかも知れません。
「CoS」の演奏は「この曲がこういうサウンドに変わるのか!」と、今までにない予想外なサウンドが飛び出してきて、新鮮な驚きでゲーム音楽を楽しめます。
ハイスピードで疾走感溢れるFF6メドレー。クラリネットソロから始まる『ティナのテーマ』や、ハイスピードのファゴットソロによる『魔導士ケフカ』など、既存のジャズ・バンドの枠組みでは見られない楽器の使い方もユニーク。
FF8『Eyes On Me』は、まさかの男性ボーカル。楽器編成を少なく絞ったシンプルな構成で、シブく聴かせてくれました。
『塊オンザスイング』はボーカリスト達の煽り方が上手くてとにかく聴いている方も楽しい!自然と笑顔になっちゃいます。
FF3の演奏してみたコンテストでも入賞した『悠久の風』*2も実にスタイリッシュ。イントロの演奏に入ってから幕がオープンしたのですが、バックライトに浮かび上がるボーカリスト3人の決めポーズがカッコよかったですw ちょっとウケたw
今まで、ゲーム音楽の吹奏楽、オーケストラ、あるいはロックバンドなどの演奏を普段聴いてきた人達も、このジャズサウンドはゲーム音楽の新たなシーンを感じると思います。次回の演奏会があったら是非聴きに行ってみてください。
ジャズ×ゲーム音楽『Colors of Scenery JAZZ ORCHESTRA』。
イチ推しです。
*1:この辺りは元はオーケストラ畑にいたメンバーが中心だからでしょう。と言ってもコスモスカイオーケストラはオケというには特殊ですが