プラスチック製フルートの「Student Flute」を買ったよ。

 先日、横浜の島村楽器に立ち寄ったところ、ふと目に入った楽器が。


 プラスチック製のフルート「STUDENT FLUTE」です。
http://www.shimamura.co.jp/yokohama/index.php?itemid=76231

 これは以前私が買った「クラリネオ」(プラスチック製クラリネット)を出しているNUVO社の製品だそうで。お値段も2万円前後と遊びとして買うのに十分手が出るレベル。(もっと高級で本格的な樹脂製フルートも世の中にはありますが、それは10万円くらいします)

 その場で即買いとはならなかったものの、家に帰ってきてすぐ通販で買ってしまいました!


 何よりこの楽器が画期的なのは「ファーストノート」リッププレートという替えの吹き口。リコーダーのような吹き口が付いた特製のリッププレートに交換することができます。

 これを使うと音量や音色、抑揚の部分では勿論劣りますが、リコーダーを吹くのとほぼ同じ要領で簡単に音を鳴らすことができます! これは凄い。
 なんせフルートを「ちょっとやってみよう」という人は大抵音が鳴らなくて10分で投げ出したくなっちゃいますからね。(私も例に漏れず)
 指使いさえ覚えれば、もうちょっとしたフルート吹き(もどき)の気分を味わうことが出来ちゃいます。


 それと、私は(遊びでやる楽器の場合は特に)がっちり時間を決めて練習、というのがなかなか苦手です。

 そのため、「ちょっと気が向いたときにサッと手にとって吹ける」ことが非常に重要なのですが、高価な楽器の場合は毎回丁寧にケースに出し入れしたり綺麗に拭いたりと、気を使わなくてはなりません。
 その点、このプラ製フルートはポイッとその辺に置いておける気軽さが良いです。(最悪壊してしまったら、2万円なら買い直せる範囲ですし、そうそう壊れません)


 あと、編曲の知識としてそれぞれの「楽器の仕組み」を知ることは重要なのですが、フルートを実際手に取って指使いを確かめることで、色々と納得できることがありました。(キイシステムは本物のフルートと同じ)

 例えば、リコーダーでは「シ♭」がクロスフィンガリングになるのが鬼門で、F-dur、つまり♭がたった1つでも付くと、音階を滑らかに吹くのが難しくなります。

 ですが、フルートの場合、左手親指をちょっとずらして抑えることで(ブリチアルディ・キー)、常にシの代わりにシ♭が鳴るようになり、C-durと殆ど同じ要領で、F-durを吹くことができます。なるほどなー。これは素晴らしい。

 それと、第1、第2オクターブは通常の(?)フィンガリングですが、第3オクターブからはクロスフィンガリングになることも知りました。

 つまり、第2オクターブと第3オクターブについて、同じつもりで書いてはいけないということ、なのかな…?(ある程度練習すれば第3オクターブも普通に吹けるのかもしれませんが…。難易度が変わるのかフルート吹きさん教えてください)


 楽器を「積み楽器」にしてしまっては勿体無いので、今度2083ゼミとかで何か一曲吹いてみますかね。